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むつみ

読書会

 コロナウイルス禍による最初の緊急事態宣言から1年余り、生活スタイルが変わってしまった、という方も多いでしょう。さまざまな分野でのオンライン化も進みました。

 そして私がハマったのが「オンライン読書会」です。


 読書会、と一言でいってもいろんなやり方があるかと思います。一冊の本の、それぞれが自分に与えられた部分を読んできてそれを発表するやり方、一つのテーマに沿った本を読んできてその本を持ち寄り、話すというやり方、そして課題本を読んでその本についてざっくばらんに話すやり方。私が参加している読書会は3番目の「課題本型」です。


 子どもの頃から本を読むことは大好きでしたが、大人になるとなかなか読む時間が取れないもの。そしてどうしても自分の好きなジャンルばかり読んでしまいます。いろんなジャンルの本を読んでみたくて(そして長編だと途中で挫折してしまいそうで)、たまたまネットで見つけたオンライン読書会に思い切って参加してみました。

 これが本当に面白い!同じ本を読んでもこんなに目の付けどころが違うのか!と思うことがしばしばあります。また、同じところに着目しても感じることは人によって違う。それぞれの人のこれまでの人生が少し見えることもあり、参加するたびに「へぇ~」の連続です。

正直なところ、最初は「馴染めなかったら途中で参加を止めればいいんだし」ぐらいの気持ちでしたが、その気楽さもかえって良かったのかもしれません。

 先月のある読書会では谷崎潤一郎の「春琴抄」が課題本でした。平日昼間という時間帯でしたが、小説の内容もあってか「昼間からする話じゃないんだけど…」もちょくちょく飛び出し、(オイオイ)、世代、性別、立場を超えてざっくばらんな話が飛び交いました。あのとき、思い切って参加しなかったらこんな楽しい世界とは出会えなかったんだな、とつくづく思います。


 さまざまな団体があちらこちらで読書会を開催しています。オンライン読書会もいくつかあるようです。本の世界を通して、あなたも新しい世界に一歩踏み出してみませんか?

(そしてWomenWBAでもちょっと企画していたり…(笑))

 

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