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むつみ

「プロ意識」を考える

プロとアマチュアの違いって何だと思いますか?

レベルの差?そのことでお金をもらえるかどうか?名前を知られているかどうか?いろいろ考え方はあるかと思います。


例えば絵を例にすると、アマチュアでも素晴らしい絵を描く人はいる。それにお金を払う、という人もいるでしょう。

ではプロとアマチュアの違いとは?私はそう問われるといつも3つのことを考えます。

一つめは「安定した実力」。言い換えれば、どんなときにも100点満点で60点以上は出せるかどうかということ。どんなコンディションであっても合格点(大学の成績表で言えば単位はもらえるレベル)は出せる、それがプロの実力ではないでしょうか。100点のときもあれば30点のときもある、というのでは「アマチュアと変わらない」と言われても反論できない気がします。

二つめは「責任」。締め切りのある仕事であればその締め切りに間に合わせるということ。舞台等ならば本番にきちんとピントを合わせて準備しておくということ。その過程は多少グダグダであっても、責任を果たせるかどうかはポイントだと思うのです。

そして三つめは「覚悟」です。自分の仕事に対しての批判を受ける覚悟、一生その分野について勉強し続けるという覚悟。この覚悟があってこその「プロ」だと思っています。実力や責任ももちろん大切だけど、一番大切なのはこの「覚悟」なのかも。


そして、この「プロ意識」を単に「分かったつもり」ではなく腹落ちしたときから、仕事のやり方が変わったし、いただくお仕事も増えてきました。やはりこちらの意識は周りに伝わるのだな、と実感します。


誰もがプロになる必要はない。習い事などもちろん、アマチュアで続けたって構わないんです。純粋に楽しむだけならそれで十分すぎるぐらいです。

でも、もしあなたが何かの「プロになりたい」と思うのなら、ちょっと「プロ意識」について考えてみませんか。




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