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むつみ

「何が向いているのか分からない」

4月、何かを始めよう、始めたい、と考えることの多い時期です。

とはいえ、「何かを始めたい、でも何をしたらいいのか分からない」

「私に向いていることって何?」と悩んでいる人もいらっしゃるかもしれません。


結論から言ってしまうと、「自分に何が向いているのかなんて誰にも分からない」のです。


例えば仕事。

私は「仕事も趣味の一つ」と言い切ってしまえるほど仕事が好きですが、「どうしてもこの仕事がしたい」と思っていたわけではありません。「一生仕事をするには資格は武器になるな」と苦手なことの消去法で受験した資格試験に合格し、「せっかくだからやってみるか」ぐらいの気持ちで始めた、というのが本当のところです。

仕事を始めてからも、現在の専門分野に取り組むなんて思ってもみませんでした。

面白そうだからちょっと勉強してみようかな、と思ったことがきっかけで自分の専門分野として取り組むようになったのですから、先のことなんて分からないものだ、とつくづく思います。


趣味だって同じです。

趣味というよりはライフワークの一つとなってしまったダンス。子どもの頃からのインドア派、運動神経は置き忘れて生まれてきた、という私がダンスをライフワークの一つにするなんて、これまた考えたこともありませんでした。事実、〇十年ぶりに再会した小学生時代の友人に「ダンスやってるって?あなたが!?あんなに運動嫌いだったのに?!」と驚かれたぐらいです。

先に述べたように、運動神経を置き忘れて生まれてきた私ですから、もちろんレッスンで苦労していることは言うまでもありません。周りができることがなかなかできない、身体が硬くて思うように動かないなんていつものこと。向いているか向いていないかと言われれば「向いていない」とはっきりと言い切れます。


でも、最初から「向いている」人なんていないんですよね。

やったことがないことはできなくて当たり前。勉強しているうち、繰り返し練習していくうちにできるようになる。泣きながら練習していたことでもできるようになると楽しくなってくる。

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、好きだから、楽しいから何度もやる。練習する。だから上手くなる。「向いている」と思う。結局はそういうことではないでしょうか。


向いているかどうかよりも、そのことを「楽しい」と思うかどうか。何かを始めるきっかけってそこからではないかと思うのです。

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