先日、知人の紹介でとあるアパレルメーカーのサンプルの試着会に行ってきました。
売り出す前の商品サンプルを試着し、デザイン画だけではわからない、「着た感じ」を確認するというものです。
驚いたのは本当に細かいところまでチェックしていること。
丈を数センチ上げる、長くするというぐらいは想像していましたが、「首回りをもう1センチぐらい詰めた方が」「襟の開きが…」というサイズやデザインはもちろん、ボーダーの位置や色合い、生地の風合いまでチェックするのです。もちろん、試着している私に着心地を確認もします。
モデルではない一般人が着ても着映えがするように、細かいところまで修正を入れていきます。
一着の服ができるまで、デザインを書いて、作ってみて、それでOKだったら製品化して…と言ってしまえばそれだけで終わってしまうのですが、サンプルを作ってから実際に製品化するまでの過程の大変さに改めて気づきました。もちろん「商品」として売るためには値段をどうするのか、宣伝はどうするのか、といったことも考えておく必要があります。
考えてみれば、こういった過程はどんな仕事でも同じ。「トライ&エラー」の繰り返しです。考えて、やってみて、うまくいかなかったら修正して、またやってみて、そしてまた修正して…です。最初からうまくいくことなんてそんなにない。そう考えると「うまくいかないから」とすぐにあきらめてしまうのは自分の可能性を狭めているのかもしれません。
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