昔、同じタイトルのドラマがありましたが、今回はまさしく「長い休暇」の話です。
昨日まで10日間の休暇でした。
厳密にいえば「コロナ陽性による自宅療養」です。
お盆の帰省前に念のためPCRを受けておくか…ぐらいのノリで受けた検査で見事に陽性となりました。
全く自覚症状はなかっただけに青天の霹靂でした。もちろん帰省は中止です。
検査結果が分かった時点で、自宅療養開始。
幸いなことに発熱もなく、症状と言えば頭痛と軽いのどの痛みぐらいでした。味覚障害と嗅覚障害も2日ほどでなくなりました。
それでも10日間は必要最小限以外は隔離部屋にこもりきりの生活です。本とネットだけが相手。部屋を出たときにたまに家族としゃべるぐらいでしょうか。
それが意外と苦にならない。インドア志向の自分を痛感しました。
いろいろな方から言われたのが「天がくれた休暇だよ」という言葉。
確かに、焦っても仕方がない。
バタバタする日々を見直し自分のやりたいことを考える、あるいはただぼんやりする時間としてこの10日間があってもいいんじゃないか、と思ったのです。
もちろん仕事のことは気になります。が、メールと電話は転送して確認できるようにしているし、お盆シーズンだったこと、そして急を要する仕事は片付けていたから、まぁ安心だろうというのもありました。
そして、本当に何をするでもなく終わった「ロングバケーション」。
若い人に「無駄なことっていうのも有意義なのよ」などとエラソウに言っていたこともあるのですが、その言葉が自分にも返ってきている気がします。
生産性とかそんなものにとらわれず、ただぼんやりする、目標に向かって頑張るというのではなく何かをする。そんな「休暇」があるからこそ、人生は面白いんじゃないかなとも思うのです。
…さて、そして仕事に復帰した今日、休暇を過ごした後始末はもちろんありましたとも。
それもまた良し、でしょうか。
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