ひと昔前のトレンディドラマみたいなタイトルですが、そんなおしゃれな話ではありません。
そして、実は「ロングバケーション」というほどの「バケーション」でもありません。
むしろ、バケーションとは対極にあるような話です。
娘が娘を産み、この3週間は産後里帰りしておりました。
新米祖母の私は当然のように家事労働に新生児の世話の手伝いに駆り出されます。
仕事の方は週3日程度、しかも遅出、残業なしの時短勤務でこの3週間は過ごしておりました。
孫は可愛いです。が、一方で仕事が気になって仕方がない。
年度替わりということもありますし、次から次へと問い合わせや新規案件のご相談がやってきます。
新生児を寝かしつけながら、「思いっきり仕事がしたい!」と心の中でつぶやいたことは数知れず。自分がいかに仕事が好きか、ということをつくづくと思い知った3週間でした。
仕事に限らず、それまで取り組んでいたことから離れざるを得ない時期というのがあります。特に女性はライフスタイルの変化に伴い、そういう時期が一生のうちにいくつかあるのではないでしょうか。
離れることで焦り、イライラ、いろんな感情が渦を巻くことも多いでしょう。
一方で、離れることで見えてくるものもあるでしょう。自分の本当にやりたいこと、好きなこと、離れられないこと、そんなものに気づくかもしれません。
「ロングバケーション」と呼べるほど優雅なものではありませんが、「人生のひとやすみ」の時期がひとつの気づき、きっかけになるかもしれませんよ。
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