知らせを受けたのはエジプト旅行から帰国した翌朝のことでした。
ICUから一般病棟に移ったとご本人から電話があった、と聞いたのは旅行前。
「落ち着いたらお見舞いに行こう」と安心して旅行に行ったのに、帰国翌朝の訃報。
「なんで…?」と言葉もありませんでした。
同業の大先輩。
全国区で仕事をされている大先生でありながら決して知ったかぶりはせず、新しい情報には「そうなの?知らなかったよ!」と率直におっしゃる方でした。
隣接業務との合同勉強会といった新しい取り組みにも積極的で、その好奇心や勉強熱心さは後輩として見習うことが本当に多い方でした。
そして、本当にこの仕事がお好きなんだな、と感じさせる方でした。
今までにいただいたいくつものあたたかいメッセージを読み返しては涙がでそうになりますが、泣いてばかりいたら「そんな場合じゃないだろ」とあちら側に行った先生から叱られそうな気もします。
好奇心を失わないこと。
常に勉強し続けること。
自らの意見を自らの言葉で述べること。
変化を恐れないこと。現状を憂うだけではなく積極的に行動していくこと。
先生の思いを忘れずに、仕事も勉強も続けていきますね。
本当に、本当にありがとうございました。
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