仕事がらもあって起業相談を受けることがあります。
起業そのものの相談のこともあれば、起業したもののどうすればいいのか分からない、というものも。
途方に暮れたようなその様子に「私もこうだったなぁ」とふと思い返すのです。
会社を退職しフリーランスで仕事を始めたものの、どうやって仕事を得ればいいのかいつも悩んでいました。行政書士の資格を取得してからも同じです。資格を取っただけでは仕事はやってこない。周囲の先輩方を見ていると、どんどん仕事が舞い込んでいるように見えるのに。どうやったら依頼が来るの?どこに営業をすればいいの?仕事がないのは私に実力がないから?迷ってばかりでした。
それでも仕事は続けました。自分の専門に、と決めた分野の勉強会には積極的に参加し、交流会にもできるだけ顔を出すようにしていきました。細々ながらも少し安定してきたかな、と思えるようになったのは資格を取って10年目ぐらい。かなりの遅咲きです。
仕事のないときは焦ります。周囲に置いて行かれている気がします。自分の手の中には何もないんじゃないか、という絶望に似た思いにも囚われます。
でも、それはあなただけじゃない。安定してきなかな、と思えるようになった今も、「来月は仕事が入るだろうか?」と不安に駆られることはしょっちゅうです。スケジュールが白紙の日が2日も続くと「大丈夫だろうか?」と思ってしまいます。オンライン化が進み、変化の速い日々に、自分がアップデートされていないのではないか、と心配になります。
不安なのは新人もベテランも同じ。まずは、何をしなければならないのかをリストアップしていきましょう。そして、今、できることを一つづつやっていく。
あくまでも自分のペースで。焦らなくても大丈夫。
Comments